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皮膚のがん(ホクロ)

皮膚のがん(ホクロ)

当院では、皮膚科専門医と形成外科専門医がおりますので、検査、診断から治療まで安心して診療を受けていただけます
ホクロが癌(ガン)になるって、本当ですか?
いいえ、「ホクロ」が皮膚癌(ガン)になることは、ありません。
ホクロを刺激すると、癌になるって、本当ですか?
いいえ。しかし、出血することがありますから、無理に触らないようにしましょう。
ホクロから毛が生えています。ガンでしょうか?
毛が生えているからといってガンであるとは言えません。
・・・実は、「ホクロのガン」は小さくても大きくても、はじめから「ガン」だったのです。皮膚科専門医では、ダーモスコピー検査を用いた検査を行っています。日本人には手のひらや足の裏に「ホクロのがん」ができやすいので、気を付けて診察しています。当院では、皮膚科専門医と形成外科専門医がおりますので、検査、診断から治療まで安心して診療を受けていただけます。
皮膚には様々な良性腫瘍(ほくろ、黒子を含む)、悪性腫瘍(がん)ができます。それを一つひとつ診察し、皮膚科専門医による適切な切除と、形成外科専門医によるきずあとの目立たない再建を行っています。

実は、『ホクロのガン』は小さくても大きくてもはじめから『ガン』なのです

  • ホクロのガン(メラノーマ)
    ホクロのガン(メラノーマ)
  • ホクロ(色素性母斑)
    ホクロ(色素性母斑)

当院ではダーモスコピー撮影を用いた検査を行っています

  • ホクロのガン(メラノーマ)
  • ホクロ(色素性母斑)
日本人には、手のひらや足の裏に『ホクロのガン』ができやすいので、気をつけて診察をしています
気になる方はご相談ください

 

皮膚良性腫瘍の種類

皮膚良性腫瘍にはびっくりするほど多くの種類があります。色素性母斑・脂漏性角化症・アテローム(粉瘤腫)・皮膚繊維腫・イボに見える表皮母斑、脂肪腫、石灰化上皮腫、類皮嚢腫、異物肉芽腫、血管腫(単純性血管腫いちご状血管腫)など。

ほくろにも、小さなものから、大きな拡がりをもつものまであります。生まれつきあるとても大きなものは、有毛母斑といって、将来癌になる可能性もあります。

皮膚良性腫瘍の治療

局所麻酔による外来手術をおこないます。皮膚のシワに沿って切開をして形成外科的な縫合をしますので傷跡が目立ちません。病理組織の検査で良性かどうかをきちんと検査します。

  • 母斑細胞性母斑
    母斑細胞性母斑
  • 青色母斑
    青色母斑
  • 基底細胞癌
    基底細胞癌

 

皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)の種類

メラノーマ

悪性黒色腫、ホクロのガン、などと呼ぶこともあり、最も知られているガンです。初回の手術で病変が取り切れれば、根治できる確率は高くなりますから、病変にきづいたら、診察を受けてください。

基底細胞癌

顔面にできる最も多く見られるがんです。日光の当たりやすい部分に黒い、真ん中が少しくぼんだ感じがします。転移することは、まれです。

ボーエン病

湿疹かな?と思っていてもなかなか治らないとき、ボーエン病を疑います。多数見つかることもあり、全身をくまなく調べます。

有棘細胞癌

難治性の潰瘍(きず)、やけどの痕にみられます。メラノーマ(悪性黒色腫)と並んで、進行、転移する恐れのあるがんです。

  • 悪性黒色腫 メラノーマ
  • 悪性黒色腫 メラノーマ
  • 悪性黒色腫 メラノーマ
悪性黒色腫 メラノーマ

皮膚悪性腫瘍の治療(最も多い、基底細胞癌の治療では)

原則として手術により切除します。通常病変辺縁より2~3mm程度離して切除します。多くが顔面、腕など外に出すことの多い場所に発生するため、切除後の皮膚欠損に対し、見た目を損なわない再建手術をすることもしばしばです。転移がまれですから、初回の手術で病変が取り切れればほぼ根治できます。

  • 基底細胞癌
    基底細胞癌
  • 有棘細胞癌 有棘細胞癌
    有棘細胞癌

 

粉瘤腫

しぼうのかたまり 粉瘤腫(アテローム)

粉瘤腫とは

私たちが最も多く目にする皮膚の良性腫瘍です。よく、「しぼうのかたまり」と呼ばれています。皮膚の表皮細胞が袋を作り、中に皮脂や角質などが貯まったものです。体のどの部位にもできて、ゆっくりと大きくなる傾向があります。袋を取り出す手術を行うと、その部分は二度と再発しません。手術は炎症が起きていなければいつでも可能です。

治療

手術は局所麻酔の外来手術で、1時間以内で済みます。皮膚のシワに沿って切開をして形成外科的な埋没縫合、表面は細い糸で細かく縫いますので傷あとが目立ちません。抜糸は1週間後で、その間は水に濡らさないようにします。病理組織検査で悪性の腫瘍でないことをきちんと検査します。

粉瘤腫の自壊

時に細菌感染を起こし粉瘤が炎症を起こします。初期であれば抗生物質の内服で治まりますが、ある程度炎症が進むと化膿し、膿をため、自壊といってにおいのある膿が排膿してきます。こうなると、局所麻酔で皮膚を切開して膿を完全に出します。袋の一部が残っているとまた袋が大きくなってきます。いったん化膿したものは完全に炎症が治まってから手術を行います。

  • 粉瘤腫(表皮嚢腫) しぼうのかたまり
    粉瘤腫(表皮嚢腫) しぼうのかたまり

 

眼瞼下垂

症状

上まぶたが上がりづらく、垂れ下がったままの状態を 眼瞼下垂(がんけんかすい)と呼びます。両側の場合もあれば、片側の場合もあります。まぶたが重たく、目が開きづらいので、日常生活をしていく上で疲れを感じてきます。また、整容面でも問題となります。上まぶたが垂れ下がっているので、それを代償するため額の筋肉(前頭筋)を使ってまぶたを上げようとします。そのため、眉毛がつり上がった状態になり、額のシワの原因となります。

原因

腱膜性下垂といって、上まぶたを上げる筋肉である眼瞼挙筋がうまく働かないために生じます。その原因として、眼瞼挙筋を支配する神経に障害が起きたもの、加齢に伴い眼瞼挙筋の筋力が弱くなったもの、外傷・コンタクトレンズの使用によって筋肉が断裂してしまったものなどがあります。皮膚弛緩性眼瞼下垂は、皮膚が緩んで瞼の皮膚が垂れ下がって見えてきたものです。

診断

眼瞼下垂は、外観でわかりますし、 自覚症状としても目が開きづらいということでもわかります。まゆげを指で押さえて前頭筋の作用を抑えた状態で目を開いてもらうことにより、眼瞼挙筋の筋力の程度を調べることができます。それにより眼瞼挙筋の筋力の問題なのか、眼瞼挙筋自体が全く働いていない(完全に麻痺〈まひ〉を起こしている)のかなどがわかります。

治療

眼瞼下垂症の手術は、形成外科がもっとも得意とする分野の一つです。局所麻酔(部分麻酔)で1時間から1時間半で行いますので、日帰り、外来通院で治療できます。眼瞼挙筋の筋力が弱いものであれば、眼瞼挙筋を短くする(挙筋短縮術)ことによりまぶたを上げやすくすることができます。その際、加齢による下垂では、余分な皮膚もあわせて切り取ることにより整容的にも優れた効果が得られます。成人で眼瞼挙筋が完全に作用していない場合は、筋膜という筋肉の固い膜を使って上まぶたを前頭筋に固定する場合もあります。

経過

手術後1週間で糸が抜け、日常生活は問題なく行えます。術後2週間は強く腫れますが、2か月もするとほとんどわからなくなります。視野が広くなり、ものを見るのが楽になります。額の筋肉でものを見る必要がなくなり、頭痛、肩こり、不眠といった症状も改善することがあります。

  • 眼瞼下垂
    眼瞼下垂

 

熱傷

やけどの種類

高温やけど

高温の物質との接触によっておこるもの。熱湯、油、ストーブ、アイロン、鍋との接触、火炎など

低温やけど

45度の温度でも長時間の接触によっておこることがあります。湯たんぽ、カイロ、温風ヒーター、こたつなど

化学熱傷

化学薬品によっておこるもの

原因

最近では、電気炊飯器やポットの水蒸気の出口や、ファンヒータの吹き出し口に触れる、幼児の熱傷が増えています。湯気は子どもにとって興味の対象になりますから、つい手が伸びて、簡単にやけどとなります。

応急処置

やけどの応急処置で大切なのは、速やかに冷やす事です。やけどをしたら、流水で冷やします。冷却時間は20分以上です。衣服を着ている部分にやけどを負った場合は、衣服を着たまま流水で冷やします。無理に衣服を脱ごうとすると、やけどの部分の皮膚も一緒にはがれてしまう可能性があります。

やけどを流水で冷やす目的は、やけどの深さの進行を止めることです。痛みに対しても効果があります。化学薬品の場合、20分以上流水で洗い流し、付着物の濃度をさげ、熱傷の拡大を防ぎましょう。

病院で行う治療

様々な創傷被覆材を用い、最も効果的な薬剤を使用して、皮膚の再生が早くなるのを助けます。深いやけど(Ⅲ度熱傷)の場合は、入院設備のある病院で手術となることがあります。

  • 熱傷
  • 熱傷
熱傷

後遺症の治療

やけどは、早期に治療をすることが大切ですが、ときには肥厚性瘢痕とよばれるケロイド様のやけどあとを残します。たとえ時間がたち、シミやケロイドになっても、改善する可能性はありますのであきらめないでご来院下さい。

低温やけどに注意してください!

45度程度の低い温度でも、長時間の接触によって熱傷がおこることがあります。火炎や熱湯、油が跳ねるようなやけどより、損傷レベルが深く、キズがなかなか治らないことがあります。近年は湯たんぽの使用が増えたため(湯たんぽの出荷は激増している)湯たんぽによる低温熱傷が増加傾向を示しています。

※ カイロや湯たんぽを使うときには直接皮膚にあたらないよう、充分に気をつけて下さい。

 

外傷

創傷は受傷の原因、受傷時のキズの状態によって分類します。形成外科では、キズをなるべくきれいに直すように心がけて治療していきます。創傷をきれいに治すためには、初期の治療が大切です。ケガをしたときには、形成外科への受診をお勧めします。また休日で受診できなとも、早期に形成外科を受診していただければ、よりキズが目立たなくなる方法をお示しできます。

切創(切りきず)

ガラス片や刃物などの鋭利なもので切れたいわゆる「切りキズ」です。浅い創傷では、可能な限り縫合しますが、縫合が必要ない場合、けがをしてかなり時間が経過しているときは、滅菌テープで固定します。深い創傷のときは、形成外科的縫合を行います。手足の切創では、比較的浅いところに神経や血管があるため、それらの損傷を確認し処置を行います。顔面では顔面神経などの損傷を伴うこともあり、形成外科専門での治療が必要となります。一般的には組織の損傷は軽度であり、創傷処置により1週間程度で治ります。

擦過傷(すりきず)皮膚の表面が擦り取られた傷

皮膚をこすりつけることにより、すりむけた状態のキズです。多くの場合縫合せずに治ります。しかし、細かい砂、ゴミなどが皮膚のなかに残ってしまう場合があります。浅い創傷であれば、初期治療時に患部を十分に洗浄し、清潔にして軟膏を塗ります。ガーゼをせずに早く乾かすこともあります。深い創傷のときは、創傷被覆材を使用して上皮化を促進します。

裂挫創(皮膚が裂けたきず)

ものがぶつかったことにより生じた損傷で、キズのまわりにも損傷があります。周囲の損傷の程度により、治るのに時間がかかることがあります。デブリードマンする場合もあります。

下記参照

刺創(刺しきず)

先端の尖った鋭利な器具が突き刺さって生じる創で、創口が小さくても奥行きが深い事が特徴です。ときに折れた異物を除去したり、修復が必要となります。キズが小さくとも注意です。

咬傷(咬みきず)

ヒトや動物に咬まれた後に生じるキズです。口の中の雑菌により、処置後の感染(バイキンの繁殖)の頻度は最も高いです。初期治療時に十分な洗浄、抗菌薬の投与、破傷風の予防注射などが行われます。キズあとが目立つことがあり、形成外科的再建を行うことがあります。

真皮縫合とは

皮膚の真皮層を中縫いしてしっかりと寄せた状態にしたのち、表面は細い糸で丁寧に縫います。抜糸は1週間以内で、糸の跡が残らないようにします。抜糸後テープで傷を固定して傷跡がさらにきれいになるようにします。

デブリードマンについて

外傷の場合、創面に微細な砂、ゴミなどが残り、キズあとのなかに残ってしまう場合があります。この状態を外傷性刺青といい、かなり目立ちます。これを防ぐためには早期にキズの十分な洗浄とブラッシングを行い、細かな異物を除去します。ところが、異物がすべて除けない場合、また、鈍的外傷により生じた皮膚の損傷で、キズ周囲の損傷が激しい場合、キズの周囲をあえて切除して処置を行うことがあり、これをデブリードマンといいます。

  • 裂挫創
    裂挫創

傷跡(きずあと)

けがなどで、皮膚の深くまで傷害を受けると「きずあと」として残ります。

きずあとは、完全には消えませんが、きずの幅が広く、デコボコしたり、ひきつっていて目立つ場合は、形成外科の技術を用いて傷を目立たなくすることができます。

手術による治療

形成外科的な縫合方法ですが、皮膚の真皮層を埋没縫合してから皮膚の表面を細い糸で縫合します。抜糸は術後1週間以内に行います。抜糸後約3か月~半年の間、テープを直接貼って、安静を保つようにします。

1度で手術するには少しキズが大きい場合は、2~3回に分割切除術をすることできずあとを小さくすることができます。1回目から2回目の手術は最低半年あけます。

ケロイド

基本的に手術しない方法(保存的治療)を行います。内服薬ではトラニラスト(リザベン®)が有効です。ただし副作用の問題で内服できない方がおられます。その時には、漢方薬の柴苓湯が使われます。外用薬ではステロイド軟膏、ヒルドイドソフト軟膏®を使用します。局所注射として、ステロイドをケロイドの部位に直接注射することもあります。赤みや盛り上がりに効果があります。硬い瘢痕の中に注射するため、痛みがあります。 他に、ケロイドは、絶えず力がかかる部位にできる傾向が強いので、傷を圧迫し、安静に保つ目的にステロイドのテープ(ドレニゾンテープ®)や、シリコーンシートを使用します。

  • 肥厚性瘢痕 ケロイド
    肥厚性瘢痕 ケロイド

 

巻き爪

巻き爪(フットケア外来)

巻き爪の落とし穴 ~爪白癬治療の必要性~

多くの医療施設、フットケアサロンで行っている巻き爪の治療は、足の爪白癬(水虫)についてまったく考慮していません。当院では、爪白癬があれば、まずそちらを治療することを優先しています。

理由は巻き爪の原因のほとんどが足爪白癬だからです。水虫を完治すると、同時に巻き爪も治ってしまいます。

巻き爪といって受診されると、まず爪白癬の検査を行います。爪が厚くなって靴が履きにくい、爪がもろくなってボロボロ欠けるなどの症状があったら、カビの一種である白癬菌が、爪の中に入り込んで起こる足爪白癬なのです。かゆみや痛みなどの自覚症状がないために見過ごされ、スリッパやバスマットなどを経由して、家族に感染する恐れもあります。爪水虫は自然に治ることはないので、ペディキュアで隠し続けることはできません。きちんと治療して、水虫とサヨナラしましょう。治療にはのみ薬が効果的で、中でも服薬日数の少ないパルス療法は若い方や女性を中心に支持されています。薬の処方には血液検査が必要です。受診される際は、受付で病歴や普段服用している薬名を伝えてください。3カ月以内に健康診断などを受けていれば、その結果も持参をしてください。

爪水虫の原因となる白癬菌は身の回りに多く潜んでいます。感染を防ぐためには、付着した白癬菌をその日のうちに除去することが大切です。毎日、石けんで足の指の間までよく洗い、洗った後はしっかり乾かすことも忘れずに。足を日々チェックし、清潔に保つことを習慣づけましょう。

  • 足浴により、治療効果が上がります
  • 足浴により、治療効果が上がります
足浴により、治療効果が上がります

 

痛くない巻き爪の治療

「足を見ればどんな病気もわかる」、と言っても過言ではありません。〝足は健康の基本〟です。最近は、蒸れやすいブーツや素足にサンダルなどファッション性の高いものを履いている女性に、爪水虫が目立ちます。当院は20年にわたり足の健康に着目した「フットケア外来」を行ってきた専門医が診察しています。フットケア外来ではのみ薬を処方するほか、フットバスを使ったケア、自宅での足の手入れや爪切りの指導も行います。

巻き爪で痛みがあるうちは、テーピングで食い込む爪を浮かせるようにすると、ほとんどの痛みはなくなってしまいます。そのうち足爪白癬の治療が進んでいくと、再発することのない爪に生まれ変わります。

テーピングの方法

ご家庭での巻き爪の処置の方法について

ご家庭での巻き爪の処置の方法について

陥入爪の手術

巻き爪はテーピングと爪白癬治療でほとんど治ってしまいますが、それでも爪が足のゆびに食い込んでしまう「陥入爪」の患者さんには手術療法を行います。従来の手術治療は、麻酔、手術、術後全てが痛いものでした。当院で行っている治療は、痛みの少ない麻酔を用い、爪母という爪の生えてくる部分を処理する方法で、時間は10分程度の日帰り手術です。もちろん治療後の痛みもほとんどなく歩くのに不自由はありません。腫れがひどいときでも問題なく治療出来ます。予約の必要はありません。

診療時間

形成外科・皮膚外科

形成外科・皮膚外科手術 ・・・ 火曜午前、木曜午前
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