■高温やけど
高温の物質との接触によっておこるものです。熱湯、油、ストーブ、アイロン、鍋との接触、火炎、やかんやポットの湯、コーヒーやお茶、てんぷら油、カップ麺、味噌汁など高温の液体によるものがあります。
最近では、電気炊飯器やポットの蒸気の出口や、ファンヒータの吹き出し口に触れて生じた幼児の熱傷が増えています。湯気は子どもにとって興味の対象になりますので、つい手が伸びて、簡単にやけどになります。湯気は熱湯以上に温度が高いので短時間で簡単にやけどになります。また、幼児の皮膚は薄いため、深いやけどになってしまいます。
■低温やけど
45度の温度でも長時間の接触によっておこることがあります。湯たんぽ、カイロ、温風ヒーター、こたつなどが原因になります。
■特殊なやけど
化学熱傷 化学薬品(酸、アルカリ溶液など)によっておこるものです。電撃傷 電流(家庭電源、落雷)によるものもあります。