アトピー性皮膚炎が疑われるときは、アレルギーの勢いを示すIgEというたんぱく質や、皮膚症状の勢いを示すTARCという血液検査などを行います。TARCは皮膚症状が悪化すると上昇し、改善してくると低下しますので、治療効果をみるのに大変有用な検査の一つです。
また、詳しいアレルギーの血液検査をおこなうことで、アトピー性皮膚炎を悪化させる原因(食べ物、花粉、ダニなど)が分かりますので、治療に役立ちます。さまざまなアレルギーの原因物質を39種類一度に調べられる検査もあり、悪化の原因がわからず困っていた患者さんに好評です。
1滴の血液で、41種類のアレルギー検査が30分でわかる、ドロップスクリーンという検査機器も導入しています。
手荒れでは、水虫などの鑑別のため、顕微鏡による真菌検査をすることがあります。手荒れの原因究明のため、使用しているものや金属のパッチテストを行うこともあります。