とびひ|赤磐皮膚科形成外科形成外科|岡山の皮膚科・形成外科

岡山県赤磐市日古木794

とびひ IMPETIGO

とびひとは

とびひ(伝染性膿痂疹)は、皮膚の細菌感染症です。 皮膚炎や虫刺され、けがなどの部位に、皮膚に常在する細菌(黄色ブドウ球菌や溶連菌)が増えて、水ぶくれやかさぶたができます。火事が飛び火をするように、どんどん広がっていくことから、このように呼ばれます。 広がる前に、早めに受診していただき、くい止めることが必要です。

とびひの検査

綿棒で、皮疹部をぬぐって検査会社に出し、菌の種類や抗生剤の効き目を調べます。最近は、耐性菌といって、抗生剤が効きにくい菌の検出が増えています。検査の結果は、4日ほどで出ます。抗生剤の選択に役立ちます。

とびひの治療方法

外用薬

抗菌剤やステロイドを含む、外用剤を塗り、ガーゼで覆います。

内服薬

抗生剤やかゆみ止めを内服します。効き目が悪いときは、検査の結果を参照しながら、抗生剤を変更することがあります。

大切なことは、細菌の治療だけではなく、もともとの皮膚炎を同時に治療することです。かゆみをやわらげ、皮疹の拡大をくい止めます。皮疹が乾いてきても、もともとの湿疹が平らになるまで、外用・内服ともに継続します。

日常の注意点

接触により、ほかの人に容易にうつるため、ガーゼなどで患部を覆います。きょうだいにもうつりますので、裸での接触を避けたり、タオルの共有をしないようにしましょう。激しい症状のときは、シャワー浴がいいでしょう。泡だてた洗浄料で、優しく洗います。

よくあるご質問

Q

学校や園に行ってもいいですか?

A

とびひは、学校感染症ですので、患部をガーゼや服できちんと覆って、ほかの人に接触しないようにして、登校します。覆えない場合は、お休みしましょう。

Q

いつになったら、登校・登園できますか?

A

患部が完全に乾いたら、感染力は下がります。医師の診断の下、可否を判断します。