男性型脱毛は、生え際からの後退や、つむじ周りの頭頂部の薄毛など、男性ホルモンの影響を強く受けています。治療には、男性ホルモンの制御が第一です。デュタステリド（ザガーロ）・フィナステリド（プロペシア）の内服で、成長期の長期化をはかり、太く健康な髪の毛を発毛させます。これらの薬剤は、5α還元酵素（Ⅰ型またはⅡ型）を阻害することでテストステロンがジヒドロステロンに返還されるのを抑制してAGAの進行を遅延させます。外用剤では、ミノキシジル（ロゲイン・リアップなど）が外用剤で発毛が認められている薬剤とされています。そういった内服薬、外用薬に加え、ビタミンB2・B６、亜鉛を中心としたミネラル、アミノ酸など発毛・育毛に必要な成分をバランスよく処方することで短期間でも発毛を実感することができます。